食べつわりのひどい妊婦さんは食事の無理は不要です。

   

妊娠したら健康な赤ちゃんを出産するために、朝昼晩とバランスの摂れた食事をするというのはとても重要な事です。

しかし、つわりの酷い妊婦さん(特に食べつわりの女性)にとってみれば3食バランスよく食事をするなんてとても無理な事ですよね。

「本当は気持ち悪くて何も食べたくないんだけど、赤ちゃんのために多少無理してでも食事を摂らないといけない」と思ってしまう妊婦さんも多いのですが、つわりが酷いときは無理して食事を摂る必要はありません。

とは言え、食べつわりで何も食べられない状態が続くと、「お腹の中の赤ちゃんは大丈夫かな?」と心配になるかもしれませんが、実は妊娠した後はこのような心配をする必要はないのです。

お腹の羊水の中にいる赤ちゃんは、その日その日にお母さんが摂取している栄養から栄養を吸収しているのではなく、お母さんがそれまでに体に蓄えてきた中から必要な栄養素を吸収してくれるので、母体からの栄養をそこまで必要としていないのです。

仮に食べつわりが酷くてお母さんがしばらく何も食べられないでいると、お母さん自身はビタミンB1が不足してしまって何らかの障害が出てしまう可能性は否定できませんが、そのような状態になったとしても、お腹の中にいる赤ちゃんには悪影響は及ぼさないのです。

 

食べつわりの妊婦さんの食事は食べられる時に食べられるものを

食べつわりが酷い妊婦さんは、決して無理をする必要はありません。

一度にたくさんの食事を摂る事は難しいでしょうから、つわりが少しでも落ち着いた食べられる状態の時に、食べられる物だけを食べられる量だけ食べるようにして下さい。

トマトだけ、キュウリだけ、スイカだけ、アイスクリームだけしか食べられないという、偏った食事メニューになってしまう妊婦さんも多いのですが、この時期はある意味仕方がないので、もう割り切って考えて下さい。

一度に食べる食事の量はどうしても少なくなってしまいますから、そのぶんちょこちょこ食材をつまみ食いするようなイメージで食事とは気楽に向き合う事が、つらいつわりの時期を乗り切る秘訣です。

つわりが酷いからと言ってずっと何も食べないでいると、空腹状態が逆につわりの症状を誘発したり悪化させてしまうケースもありますから、夜も含めて少し食べられる時を見つけては、少しづつお腹に入れるように心がければ良いでしょう。

食べつわりはマシだけど、吐き気が凄いという妊婦さんも多いでしょう。

毎日何度も嘔吐を繰り返していると体内の水分が失われてしまいますから、何度も吐いてしまう妊婦さんは意識的に水分を補給するようにして下さい。

ただし、一度にたくさんの水分を摂取すると胃が拡張してしまい、胃が元の大きさに戻ろうとする時に吐き気を誘発してしまう原因にもなりますから、水分も一度にたくさん摂るのではなくこまめに摂る事が重要です。

水分を摂る事すら辛い場合は氷を口に入れて転がしているだけでも水分摂取になります。実際に妊娠中のつわりの時期に、氷が手放せなかったという妊婦さんは多いようです。

氷での水分の摂取すら辛い場合は、病院に行って点滴で水分を補給して貰う事になります。

 

水分さえ摂れていれば最悪大丈夫

赤ちゃんは、お母さんがこれまでに摂取してきた体内の栄養素を吸収して育ってくれます。

ですから、思ったように食事が取れなくても、数日間何も固形物を食べられなくても、最悪の場合は水分さえちゃんと摂れていればお腹の中の赤ちゃんに悪影響が及ぶ可能性はないのです。

ですから、食べつわりが酷いからといってそれでお母さんが余計にストレスや心配を抱え込むのではなく、もっと気楽につわりと向き合う方が、お腹の中の赤ちゃんにとっても良い事だと言えるのです。

お母さんが考えている事はお腹の中の赤ちゃんに伝わっているとも言われていますからね。

食べつわりで思ったように満足な食事が摂れない妊婦さんは、サプリメントなどを上手に使いながら、出産に向けて必要な栄養素を摂取するようにして下さい。

 

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