妊娠しやすい時期と理想的な基礎低温表はこれ!

      2016/03/21

子供が欲しいと思ってすぐに授かれた女性は良いですが、妊活をしているのになかなか赤ちゃんを授かれない女性や、不妊症で悩んでいる女性は、1か月の中でも妊娠しやすい時期(日)を知らなくてはいけません。

そのために欠かせないが基礎体温の計測でしょう。

基礎体温をつけるのにはお金は一切かかりませんから、積極的に活用して妊娠しやすい時期を把握できるようにしましょう。

妊娠しやすい理想的な基礎体温はこれ!

出典:妊活スタイル

妊娠しやすい理想的な基礎体温はこのようなグラフになります。

ポイントは3つで、まず1つめが低温期と高温期との二層になっている事、そして2つめが生理開始から13日目~15日目の間にかけて、排卵日を迎えて一気に体温があがる事、そして3つめが高温期が10日以上続く事です。

女性には、卵胞の中の卵子を育てるために卵胞ホルモンを分泌する卵胞期と、排卵された卵子を妊娠しやすくするために黄体ホルモンを分泌する黄体期が交互にやってきます。

卵胞ホルモンには女性の体温を下げる働きがあり、逆に黄体ホルモンには体温を上げる働きがありますから、ちゃんと妊娠体質になっている女性の基礎体温は上の表のように低温期と高温期がはっきりと表れるのです。

逆に言えば基礎体温を1か月間しっかりと計測してみて、上の表のようなグラフにならなかったら、まだ妊娠体質になっていなくて不妊治療や妊活が続く事になるとも言えるのです。

理想であれば排卵期は生理が始まってから13日目~16日目あたりに来るべきで、これが早すぎても遅すぎても妊娠にはつながりにくく、専門医の元で行う不妊治療では、排卵日を生理開始から13日目~16日目の間にもってくるように治療されるのです。

低温期と高温期の温度は0.7度以上必要

排卵を挟んで低温期から高温期に以降する際、温度が0.7度以上はしっかり上昇する事が理想です。だらだらと上昇するのでなく、3日~4日の間で一気に上がる必要があります。

もともとの女性個人の平均体温にもよるので一概には言えないのですが、高温期で37度くらいになっていれば妊娠しやすいと考えられています。

黄体ホルモンがしっかりと分泌されているのであれば、37度以上の高温期がしっかりと10日以上は続くはずですし、温度が乱降下するような事もありません。

基礎体温がこのような理想的な妊娠パターンであれば、しっかりと妊娠しやすい体質になっていると言えるでしょう。

低温期と高温期の温度差が小さいのはNG

基礎体温をつけていてちゃんと低温期と高温期に分かれている事がわかっても、2つの期間での温度差が小さかったりほとんど温度差が無いようでは、残念ながら妊娠しやすい体質だとは言えません。

温度差が小さい場合は卵子が大きく育っていなくて受精する力が無い可能性が高いですし、生理があったとしてもしっかりと排卵が行われていない「無排卵」の可能性もあるのです。

不妊で悩む女性はこういった事を把握して治療に取り組む事もできますから、しっかりと基礎体温を記録する事は重要なのです。

高温期への移行にかなりの日数を要するのもNG

低温期から排卵期を経て高温期へと移行するのに要する理想的な日数は3日~4日です。これがダラダラと日数をかけて温度が上昇したり、上下を繰り返しながら徐々に温度が上がっていくのはあまり良い傾向ではありません。

温度が一気に上がらない場合に考えられるケースは、排卵された卵子が入っていた卵胞が妊娠できるくらいに十分成長していなかったからで、黄体ホルモンの分泌量が少なかったからだと考えられます。

高温期になっても37度前後の体温をキープできずに温度が下がったりする場合も、同じように黄体ホルモンの分泌量が安定していない事が考えられます。

妊娠可能な質の高い卵子が排卵されなかったからこそ黄体ホルモンの分泌も十分ではなく、このような場合は妊娠検査薬で陽性反応が出たとしても妊娠できないという結果が出る事が往々にしてあります。

 

正しい基礎体温の測り方と妊娠に対する考え方

基礎体温の測り方は、病院などで体温を測定する際の一般的な体温測定方法と少しだけ異なります。

朝、布団の中で目が覚めたら起き上がらずに、そのままの寝そべった姿勢で動かずに布団の中で基礎体温を測定します。

上の写真のように体温計の先を舌の下に入れて計測します。この時、測定しながらガサゴソと体を動かしてはいけません。測定し終わるまでは動かずにじっとしておきましょう。

基礎体温を測定するには0.01度刻みで測定できる体温計が理想です。基礎体温を測ったら忘れないうちにその日の体温を記録しておきます。

妊活女性が基礎体温を記録する際にはよく基礎体温グラフなどが推奨されていますが、その日の体温が分かればメモ用紙でも何でも大丈夫です。たいていは妊活雑誌の付録などにグラフ用紙がついていますので、それを活用すれば良いでしょう。毎朝、1か月間ずっと忘れずに記録し続けましょう。

どんな女性でも質の良い卵子が排卵するわけではない

基礎体温をつけるようになり妊活期間が長くなればなるほど、「理想的な基礎体温表のようにならない」と精神的なストレスを抱えるようになってしまう女性も中にはいます。

しかし、これでは本末転倒です。何のために基礎体温をつけているのは分かりませんよね。

どんなに妊娠体質の女性であっても、毎月毎月質の高い卵子が排卵されるわけではありませんし、一部の研究結果では約4か月に1度の割合で、質の高い卵子が排卵されるとも言われています。

ですから、基礎体温のグラフをつけるのはあくまでも“卵巣の状態を把握するためにつけている”のだという認識を持ちましょう。

 

妊娠したいのなら卵子の質を上げる事を意識すべし!

妊娠は、女性の卵巣の中にある卵胞という袋の中で育った卵子が排卵され、卵管で男性の精子と出会う事で受精卵となり、分割を繰り返しながら子宮内膜にたどり着いて着床する事で実現するメカニズムになっています。

生理が始まると同時に卵胞ホルモンが分泌され、卵巣の中の卵子が育っていくのですが、それがある程度の大きさまで成長すると卵胞から飛び出して卵管に出て行きます。これが要するに排卵なのですが、この排卵の時に卵胞が18ミリ以上の大きさに育っていると成熟した、妊娠しやすい質の高い卵子ができていると考えられています。

卵子の質が高いと黄体ホルモンもしっかりと分泌されて妊娠する確率も高まるのです。

また、例え卵子が入っていた卵胞の大きさが18ミリに達していても、生理が始まってから排卵までの日数が理想の日数よりも長く、日数をかけて育った卵子は妊娠につながりにくいという事も分かっています。

ですからやはり、生理開始から13日目~16日目の間に排卵日を迎える事が理想なのです。

女性は年齢と共に卵巣機能が落ちて質の高い卵子を作りづらくなってしまうのはどうしようもない事ですから、卵巣がまだ元気なうちに妊活に入る方が妊娠できる確率も高くなるのですが、高齢出産を希望する女性はなおさら、卵巣を含めた「妊娠しやすい体質作り」が欠かせないのです。


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