【保存版】夫婦の妊娠力を低下させている7つの原因はこれ!

   

「妊娠力」というと女性の子宮や卵巣の機能の事ばかりが注目されがちですが、実は女性がちゃんと妊娠して出産をするためには体以外にも心を含めた総合的な健康が大切で、それらを総合して妊娠力の向上につながると考えられています。

子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系の病気以外にも、日頃のストレスや不摂生な生活などが不妊の原因になっている事も少なくないのです。

例え不妊治療を受けるにしても、なぜ妊娠できないのかという根本的な原因を把握しておかないと赤ちゃんを授かる事ができませんから、この記事では夫婦で不妊治療を受ける前に知っておきたい不妊の原因を、その解決法と共に紹介します。

不妊症につながる病気を抱えている

不妊の原因には女性側に問題がある場合と、男性側に問題がある場合の両方があるのですが、女性側の不妊の原因の中でも多いのが排卵・卵管・卵巣・子宮のトラブル、病気です。

まずは妊娠に欠かせない「排卵」について。

排卵がうまくいかないといくら性行為を繰り返していても根本的に受精しにくくなってしまいます。

何らかの原因で卵巣の機能が低下してしまっていると、卵子が正常に育たなかったり、排卵自体が難しくなってしまっている可能性も考えられるのです。

単純に年齢的な問題や日頃のストレス、過度のダイエットなどが原因で排卵障害が引きおこると考えられていますし、クラミジア等の性感染症などでも排卵障害が起こると考えられています。過去に性感染症の経験がある女性は要注意ですね。

また、「毎月ちゃんと生理がきているからちゃんと排卵されてるよ!」と思っていても、実は何らかの原因で排卵が止まってしまっている事も考えられますから、例え順調に生理が来ていても安心してはいけません。

これらの異常は会社の健康診断などでは見抜く事ができませんから、ちゃんと生理が来ているのに妊娠しないという場合は注意が必要ですね。

次に気をつけたいのが「卵管の異常」です。

卵子や精子の通り道になる卵管ですが、ここが詰まったり狭くなってしまうと受精や排卵がしづらくなり、結果的に妊娠しづらい体質になってしまいます。

卵管は左右どちらかの卵管が正常に機能していれば妊娠する事は可能ですが、やはり片方の卵管が詰まったりしていると妊娠の可能性が低くなる事は確実ですから、卵管の異常は不妊治療で治療しないといけません。

そして「子宮」の問題です。

子宮筋腫などの病気があると卵子の着床に問題が生じてしまいますし、子宮内膜の厚みが足りないと着床はもちろん、受精卵の成長もうまくいかない傾向にありますから、これらは治療が必要になってきます。

代表的な子宮のトラブルは?

子宮内膜症

子宮の内側にできるはずの子宮内膜が子宮以外の場所にできてしまうという病気です。

子宮内膜が卵管や卵巣にできてしまうと、正常に妊娠ができなくなってしまいますし、排卵すら困難になってしまうケースもあります。

子宮内膜症になると激しい生理痛に襲われる女性が多くなりますから、異常を感じた場合は早めに産婦人科で検診を受ける事をおすすめします。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍(こぶのようなもの)で、ストレス社会になり、食品添加物の摂取量も多くなった現在、成人女性の5人に1人は子宮筋腫を持っていると言われる時代です。

主な症状は生理時の出血量の増加、下腹部や腰の痛み、便秘、頻尿などです。

子宮筋腫があっても妊娠して出産する事ができる女性もいるのですが、子宮内に大きな筋腫ができていたり、筋腫の数が多くて子宮の内面がデコボコになってしまっていると、それが原因で受精卵の着床が困難になる可能性が考えられます。

子宮筋腫ができる位置と大きさによっては出産に支障がでる場合もありますから、手術での筋腫除去が必要になります。

子宮頸がん

子宮の入り口である子宮頸部(けいぶ)にできる癌の事です。

子宮頸がんの原因の1つである「ヒトパピローマウイルス」は性行為で移るので、子宮頸がんは妊活中の女性であれば誰しもかかる可能性のある病気なのです。

子宮頸がんは初期症状が何もない病気なので定期的な婦人科検診が必要です。進行してしまうと不正出血やおりもの異常が見受けられ、放置すると子宮摘出にもつながってしまいます。

子宮の異常はどうやって見抜けばいいの?

子宮の異常は不妊につながる大きな原因ですから早期発見につなげたいところですが、何しろ初期症状がない病気が多いのも事実です。

そこで、日常生活の中で少しでも下記のような異常を感じたら、念のために婦人科検診を受けてみる事をおすすめします。

生理時の出血量が多い

子宮筋腫、子宮内膜症の疑いがあります。

月経痛・排卵痛・性交痛・排便通がある

子宮内膜症か骨盤内感染症の疑いがあります。

生理の周期が不安定、不正出血も見られる

卵巣ホルモンが乱れている可能性があります。

重度の生理痛で吐き気や下痢を伴う

子宮内膜症の疑いがあります。

 

パートナーに男性不妊の疑いがある

「子供をなかなか授かれないのは私のせいだ…」と思いこんでしまう女性が見落としがちなおが、男性側に原因がある男性不妊の可能性です。

パートナーの精子に異常があれば、いくら女性が万全の状態でも妊娠する事はできません。

女性側と同様、男性の不妊の原因も適切な治療を行えば妊娠する事は不可能ではありません。

不妊治療の方法次第では精子量を元の5倍くらいに増やす事も可能ですし、例え無精子症と診断された場合でも適切な不妊治療で妊娠に至ったケースも数多く存在しています。

男性不妊はデリケートな問題だからなかなか相手に切り出しにくいと考える女性も多いですが、子供を作る事は夫婦2人で行う共同作業に他なりませんから、女性の側に問題が見受けられないようでしたら、勇気を出してパートナーに切り出してみるようにしてみましょう。

男性側に起こりうる男性不妊トラブル

ED(勃起障害)

挿入できる大きさにまで男性器が勃起しない障害です。若い男性の場合はストレスや緊張などが原因ですが、年配の男性であれば加齢や糖尿病などの各種疾患が原因でEDになる事があります。

射精できない(射精障害)

勃起はするものの正常な射精が行えない男性も少数ですが存在します。女性の膣内で射精できない「膣内射精障害」の男性や、精液が膀胱に逆流してしまう「逆行性射精障害」の男性もいるのです。

精子量が少ない(乏精子症)

自然妊娠に必要とされる精子の濃度は1mlあたり4000万個と言われており、これに対して精子濃度が1mlあたり1500万個に満たない男性は乏精子症が疑われます。精子はちゃんとあっても、正常に運動していない「精子無力症」を併発している男性が多いのも乏精子症の特徴です。

精液の中に精子がいない(無精子症)

男性100人中に1人の割合で見られる無精子症は、精液の中に精子が全く存在しない病気です。精子の通り道である精管や精巣の物理的な詰まり原因で起こる「閉塞性無精子症」と、精巣そのものに問題を抱える「非閉塞性無精子症」の2つに分かれます。

男性不妊になりやすい人の特徴は?

「もしかしたらパートナーが男性不妊…?」とは疑ってはいても、デリケートな問題であるがゆえになかなか切り出せないのが男性不妊です。

ここでは男性不妊になりやすい男性の特徴を挙げておきますので、「もしかして」と思っている女性はパートナーに話を切り出すための1つの参考にしてみて下さい。

太っている

太っているだけで精子の量が少なかったり、無精子症のリスクが高まると考えられています。

喫煙者である

喫煙が精子数の減少や精子の動きの低下を引き起こす事は事実ですから、重度な喫煙者ほど男性不妊の確率は高まっています。

揚げ物やファーストフードが大好き

揚げ物やファーストフード等のいわゆるジャンクフードが大好きな男性は、普通の男性よりも体に悪影響を与えるトランス脂肪酸の影響で精子が弱っている可能性が考えられます。

熱めのお風呂やサウナを好む

精巣や精子は熱に弱く、体温と同じ37度前後でさえ機能が半減すると考えられていますから、高温のお風呂やサウナで股間を温めてしまうと、精巣や精子の機能が低下してしまいます。

 

妊娠に必要なエネルギーが足りていない

赤ちゃんを「産める」「産めない」という以前に、不妊で悩む女性の中には女性の体自体が新しい命を迎え入れる準備ができていないケースも目立ちます。

「排卵はできている」「卵管も詰まっていない」「ホルモンバランスも問題ない」「生理も毎月順調」などと体には何の問題も見つからないし、パートナーの男性側の不妊もなさそうだ。

それなのに長く不妊で苦しむという場合は、そもそも細胞が生み出すエネルギーが足りていない可能性も考えられます。

私達のけんこうや生命活動を支えるエネルギーは2種類に分かれていて、食事で摂る糖(炭水化物)が原料の解糖系と呼ばれるエネルギーと、呼吸で取り入れる酸素がエネルギーのミトコンドリア系と呼ばれるエネルギーがあります。

どちらも生命維持には欠かせないエネルギーなのですが、妊活や不妊治療においてより重要な役割を果たすのが後者のミトコンドリア系のエネルギーなのです。

ミトコンドリア系のエネルギーは卵胞の発育や排卵、受精後の卵子が着床するまでに行う細胞分裂などに機能してくれるので、妊娠の大元になる卵胞を成熟させるためには欠かせません。

卵胞が成熟する事によりエネルギッシュな卵子が作られますから、その後の排卵・受精・着床という一連の流れもスムーズにいくのです。

平均体温が36.3度以下の女性はこのエネルギーを生み出す力が落ちていると言われており、体がエネルギー不足の状態になっていると、健康状態が保てないのはもちろんの事、成熟した卵胞が作れず、いい卵子もできず、排卵もうまくいかなくなるのです。

元気な赤ちゃんを産むためにはまずはお母さん自身が健康になる事が肝心で、不妊で悩んでいる女性は基礎体温を日々チェックしながら自身のエネルギー量にも気を配る必要があるでしょう。

健康な女性の体温は36.3~36.7度で、低温期と高温期の間でこの間を行き来します。

高温期のはずなのに36.3度よりも体温が下がってしまうような女性は明らかにミトコンドリア系のエネルギーが不足している状態で、赤ちゃんを迎え入れる準備ができていないと言えるでしょう。

今、妊活界で話題のミトコンドリアって?

ミトコンドリアは細胞内で核を取り巻くようにたくさん存在している器官です。細胞内で分裂や合併を繰り返しながら、生命維持に必要なエネルギーを生み出してくれているのです。

細胞の老化でミトコンドリアが弱ったりすると代謝や内臓機能が落ちてしまいますし、そうなると体温の低下を招き、卵子の老化にもつながってくるのです。

つまりミトコンドリアが不足する事によって不妊体質につながると言えるのです。

ミトコンドリアが生み出すエネルギーを増やすには?

まず一番効果的なのは有酸素運動を行う事です。早歩きをしたり自転車を漕いだりと、原料となる酸素の循環を促す事が肝心です。

また、炭水化物から作られる解糖系のエネルギーが多すぎるとミトコンドリア系のエネルギーの働きが鈍ってしまう事も分かっていますから、炭水化物を多く含む食事を控えたり、甘いものを食べ過ぎないようにする事が必要です。

根本的にミトコンドリア系のエネルギーが不足しているという女性は、妊娠初期に葉酸を補う葉酸サプリを摂るような感覚で、ミトコンドリアのサプリを飲むのが良いでしょう。


 

卵子の老化と数の減少

女性は30歳を過ぎると残存卵子の数が徐々に減っていき、卵巣の機能も徐々に低下していきます。35歳を過ぎたあたりからグッと残存卵子の数も減りますから、一般的には女性は35歳までが妊娠適齢期だと言われていますよね。

そして妊娠適齢期の女性に更に追い打ちをかけるのが35歳以降から始まると言われている「卵子の老化」です。

卵子自体の質が劣化してしまうと、例えお母さんの身体が健康だったとしても、受精して妊娠するまでの過程でエネルギー不足になってしまいがちなのです。

また卵子の劣化で細胞内の傷が増える事で遺伝子情報は変異しやすくもなるため、流産や障害の持つ子が生まれる可能性も高まるのです。

もちろん一概に35歳になれば卵子が劣化するというわけではないのですが、卵子が老化している証拠が体調にも現れるようになってきます。

「無理ができなくなった」「徹夜ができなくなった」「お酒に弱くなった」「肌荒れが目立つうようになった」など、体の変化を感じている女性ほど、妊娠適齢期を迎えている証拠だと言えるでしょう。

卵子の老化の問題を解消するには?

女性の加齢ばかりはどうする事もできないのですが、少しでも卵子の老化問題を解消するためには先程も登場しましたミトコンドリア系のエネルギーを増やす事が最も効果的です。

あとはストレスを抱え込みすぎないように健康維持に努める事も重要です。基本的な事ですが、不妊治療を成功させるためにはこれが本当に大切です。

最近では「エピゲノム」と言って高濃度のビタミンC点滴によって成長ホルモンを上昇させて、もう一度細胞に思春期を迎えさせようとする試みもなされていますが、どこまで効果があるのかは未知数です。

 

ストレスによるホルモン不足

私達の体にはたくさんの防衛本能があり、その一つが副腎と呼ばれるホルモンの分泌を制御する器官です。

普段の生活の中で女性がストレスを感じると副腎は「副腎皮質ホルモン」を大量に分泌して女性をストレスから守ってくれようとするのですが、あまりにもストレスがたくさん感じ過ぎてしまうと副腎自体が頑張りすぎて疲れてしまい、今度は逆に副腎が疲れてしまって機能低下するのです。

ストレス対策で大量消費されてホルモンが不足してしまうと、本来であれば卵巣の方へも回っていくはずだったホルモンがちゃんと届かなくなり、体内のホルモンバランスが崩れるのです。

そうなると排卵障害卵子の質の低下などの不妊の直接的な原因にもつながってきますし、体のあらゆる部分が不調になってしまいます。

不妊治療中の女性はどうしても精神的なストレスを抱えがちですから、吹っ切れて不妊治療を辞めた女性が急に妊娠したなどという事例が多いのは、不妊治療を辞めた事で大きなストレスから解放されるからなのでしょう。

副腎の疲労具合を自分で調べる方法は?

ストレスを抱えすぎてホルモンバランスを崩してしまわないためにも、副腎の疲労具合を調べる方法を知り、妊娠力向上に努めましょう。

「夜なかなか寝付けない」「夜中に目が覚める」「朝起きた時に疲労感がある」「最近、心の底から笑えない」これらの中で2つ以上に当てはまる女性は、副腎が疲労している可能性大でしょう。

休息をとってリフレッシュしたり、不妊が原因でストレスを抱え込み過ぎていないかを見つめなおすようにしてみましょう。

また、副腎の疲れ具合をチェックする方法も存在します。

実は副腎の疲れ具合は「瞳孔」に現れるのです。鏡の前で懐中電灯の光を目にあて、瞳孔の縮み具合をよく観察しましょう。瞳孔は強い光が入ってくると黒い部分が閉じ、光を話すと開いてくるのですが、光を当てているにも関わらず閉じた瞳孔が10秒ほどですぐに開いてきてしまう人は、明らかにストレスを抱ていると言えるでしょう。

 

病院に頼り過ぎている

不妊治療は妊活をする上では1つの有効な手段ですが、当然ですがそれが唯一の手段ではありませんし「これさえやれば大丈夫!」というものでもありません。

自然妊娠できる可能性が十分あるのに、妊娠できるまでの過程を全て病院側に一任してしまっている女性がたまに見受けられますが、新しい命を迎え入れる身としてはそれは論外でしょう。

どんなに高いお金をかけて最新設備の整った病院で不妊治療を受けようとも、不摂生な生活やストレスを抱えている状態、セックスレスな状態では妊娠を望む事はできません。

完全に病院任せになって自分達で色々考える事をストップしてしまい、不妊治療期間が長引いた場合に「この病院はダメだ」という思い込みで病院側に全責任を押し付けて違う病院を転々とするのは一番最悪なケースです。

不妊治療のために病院をいくつも転々としてしまうとその都度治療が振り出しに戻ってしまいますし、治療法の良し悪しを判断できず、じっくりと腰を据えて不妊治療に当たれないのです。

ですから、不妊の原因は病院側にあるのではなく自分たちにあるのだと考え、あくまでも病院側はそのサポートをしてくれているという認識を持ち、1つの病院で不妊治療に取り組む根気が必要でしょう。

 

セックスが充実していない

妊活に一生懸命に励むばかりに「子供を作る」事の本質を見失ってしまう人が多いのも不妊治療中のあるあるです。

妊活中の方で「排卵日付近だけセックスをします」という夫婦は結構いるのですが、妊娠する確率こそ確かに高いものの、義務的に行うセックスと夫婦間の愛のあるセックスでは動物的なエネルギー量も全く変わってくるのです。

仕事や他の事ばかりを優先し、排卵日にだけしかセックスをしないような状態(それもおざなりなセックス)では、お互いの身体が赤ちゃんを迎え入れるモードになっていないと言えるでしょうし、赤ちゃんもそんな夫婦の元には喜んでやって来てはくれないのです。

そもそも子作りとは夫婦2人の生活の延長線上にあるものですから、「最近は必要最低限しかセックスしていないな‥」と思い当たる節のある女性は、根本の考え方を見つめなおすようにして下さい。

セックスの回数が多いほど妊娠確率が高まるのは当然ですが、それ以外にもセックスをマメにした方が精子の質が高まり、鮮度が良くなるという研究結果も発表されていますし、女性もセックスをしていた方がホルモンがたくさん分泌されて、化粧ノリが良くなったりするというメリットもあるのです。

 

まとめ

不妊で悩む夫婦の中では、男性側に原因がある事もお分かり頂けたと思いますし、不妊は決して女性1人で思い悩むようなものではなく、夫婦2人で乗り越えるべき問題なのです。

また、不妊治療の期間が長くなればなるほどストレスを抱えてしまうのも分かりますが、やはり肝心な事は、可能な限りの不妊の原因を解決した後は、もう夫婦2人でできるだけストレスを感じる事無く、あくまでも自然体で赤ちゃんを待ち望む事に尽きると思います。

子供を欲しいと願っている夫婦の元にはいずれ赤ちゃんもやってきてくれると信じ、できるだけ自然体で赤ちゃんを迎え入れる心構えでいられるようにしましょう。

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