不妊治療の費用の目安と、負担額を軽くする2つの方法

   

不妊治療はとにかく通院の回数も多くなりがちですし、どうしても期間がながくなりがちですよね。

そんな時に心配になってくるのが「一体、不妊治療でどれくらいの費用がかかるんだろう…?」という事でしょう。不妊期間が長引けば長引くほど、不安になりますよね。

不妊治療は一体どれくらいのお金がかかるのか、また健康保険は適用されるのか、などの不安に対する答えをここではご紹介しておきます。

不妊治療の平均費用は30代前半女性で150万円!

まず理解しておかなければいけない事として、女性は年齢が上がるにつれて妊娠確率が低下していってしまいますから、そのぶん高齢になればなるほど不妊治療の費用も上がりがちだという事です。

気になる健康保険の適用ですが、健康保険は基本的には医師から病気だと診断された症状に対してのみ適用されるものなので、不妊治療の場合は病気だと判断されないケースが大半で、残念ながらほとんどの不妊治療費を自己負担で払わなければいけない事になります。

また、不妊治療の費用は、各治療方法によっても異なります。一般的な不妊治療方法の費用は下記の通りです。

※ただし、医療機関によって若干の誤差はありますので、事前に医療機関に尋ねるようにして下さい。

タイミング療法:3000円~8000円/1回

不妊を招いている原因に排卵障害が該当すると医師に判断された場合は、病気と診断されて最初の数回に限って保険が適用されます。

人口授精:10000~20000円/1回

タイミング療法でも効果を得られなかった女性が行う治療が人工授精ですが、人工授精は残念ながら保険は適用されません。排卵を誘発する方法や検査の種類によっては、一部健康保険が適用される場合もあります。

体外受精:300000~500000円/1回

1回についての費用額がここからグンとあがります。

30代前半女性の不妊治療の平均値が150万円である事を考えると、多くの女性が平均して3~5回は体外受精を試みている事が読み取れます。

また、体外受精に関しては「特定不妊治療費助成制度」の対象になる場合もありますから、その場合は助成金を貰えるケースもあります。詳しくは下記で紹介します。

顕微授精:350000~600000円/1回

顕微授精も健康保険は適用されないので自己負担です。ただ、上記の人工授精と同じく「特定不妊治療費助成制度」に該当すれば、助成金を貰える場合もあります。

45歳女性では、不妊治療費の平均が3700万円にも!

参考として、体外受精により赤ちゃんを授かるまでにかかる不妊治療費の平均は、30代女性であれば平均150万円、40歳であれば平均370万円、45歳女性であればなんと3700万円とされています。

高齢になればなるほど治療の回数が増えて不妊治療の負担額は増す一方ですから、それくらいの出費になる事は夫婦で話し合っておく必要がありますし、それなりの覚悟をしておかなければいけないでしょう。

45歳ともなれば3700万円もの不妊治療費が平均してかかってしまいますから、多くの女性が「赤ちゃん欲しさ」と「負担額の大きさ」を天秤にかけ、これくらいの年齢で出産を諦めざるを得ない女性も出てくるのでしょう。

不妊治療の負担額を軽くする2つの方法

不妊治療は基本的には健康保険は適用されず、自己負担であるとは先にご紹介した通りです。

ですが、場合によっては健康保険が適用されたり、これから紹介する「助成金」を貰えるケースもありますから、不妊治療を受ける際は必ず知っておきたい知識ですね。

医療費控除

年間の治療費が10万円を超えてしまった場合に受けられる国の精度が医療費控除です。

これはどういう仕組みかと言うと、まず先に自己負担で医療費を払っておき、総額で10万円を越えた場合には確定申告を行えば還付金が戻って来るというシステムです。還付金(かんぷきん)というのは、戻ってくるお金の事を言います。

この医療費の中には病院への交通費や、薬局で処方される薬代も含まれますから、医療費の明細や領収書は破棄せずに取っておく必要があります。

また、具体的な医療費控除の額に関しては、世帯年収によって変わってきますから、詳しくは確定申告を行う税務署で確認するようにしましょう。

特定不妊治療費助成制度

医療費控除と合わせて知っておきたい、不妊治療の負担を減らすためのもう1つの方法は特定不妊治療費助成制度です。

この制度は、先に挙げた「体外受精」と「顕微授精」に関してのみ該当するものでこの2つの方法以外での妊娠が物理的に難しいと医師に診断された場合に、助成金が支給されるのです。1回の助成金額はおよそ15万円です。

ただし1つ注意点があり、この特定不妊治療費助成制度を受けられるのは43歳未満の女性に限られます。ですから、仮に「体外受精」と「顕微授精」を受けるのであれば、43歳以前に受ける事が負担額は減る事になります。

とにかく日頃から妊娠力を高める事が重要!

不妊治療は、とにかくお金がかかるし根気がいるものです。

しかし、「長く不妊治療を行っていて、もう長くなって出産を諦めた途端に妊娠が発覚した!」なんてケースも良く耳にする事でしょう。

これは、不妊治療が長引けば長引くほど経済的な負担ばかりではなく精神的なストレスも蓄積していきますから、それが無くなった途端に女性の心身共にリラックスし、妊娠するといったメカニズムになっていると言われています。

そういった事を踏まえると、こちらの記事でも紹介している通り、やはり女性は常日頃から妊娠力を高めておく事が非常に重要になるでしょう。

例えば葉酸の摂取にしても妊娠が分かってから摂取するのでは遅いので、赤ちゃんを授かりたいなと思った時から葉酸を摂取し始めて、いつでも赤ちゃんを迎え入れられる準備をして赤ちゃんを待ってあげるという心がけが大切なのです。

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